昨年もたくさんの七五三の機会に、たくさんの思い入れのある場所に、うかがうことができました。

やわらかい風と光があふれる参道で、凛々しく堂々と立っている今日の主役は、まっすぐカメラを見つめてくれました。撮りながら、男らしいなぁーとつぶやいてしまうほど。

ご家族に包まれて、そして渓谷を抜けてくる風にも守られて。

これからも間違いなく、家族まるごと健やかだなと感じ、しっかり青写真のように撮らせていただきました。

七五三を撮影させていただく際に感じることは、どのご家族も概ね同じように、”特別こうやって撮りたい”という希望がないということです。

打ち合わせさせていただく程に、だいたいどの親御さんも同じような会話になっていくのが不思議でした。。。

ただ撮影を重ねるにつれわかってきたんです。

ここまで育ってくれたことへの喜びを残すための記念写真なんだなと。それ以上、何も望むことはない、ということ。

慣れない着物に戸惑いながらも、家族と共にびしっと写真を撮れるようになるなんて、本当に大きくなったなぁと誇らしくなる瞬間じゃないかなとも思います。

羽織袴をまとった彼も、撮影が終わるまでは、ソフトクリームのことを考えながらも、最後まで、知らないカメラマンの無理難題に全力で取り組んでくれました。

もはや、しっかりと家族の喜びや祝いに応える、すてきな男性なのです!

撮影日:2014年 11月22日
場所:等々力不動尊

撮影が終わったら、すっかりスイッチを切り替えて、ソフトクリーム!に駆けて行った様子がめちゃくちゃ可愛かったです。