光がまぶしいくらいの頃に、ある家族のお宮参りを撮影させていただきました。

私にとっては、結婚前から撮影してる2人。なんと父と母になり、そしてかわいい女の子。

いや、とても自然な流れのひとつなんだけど、「結婚とはなんだろう・・・?」と話しあった、あの夜のことをふと思い出しました。

あの時は初々しかった新郎も貫禄抜群の父になり、かわいかった(いや、今も)新婦もすっかり母の安定感、少しお疲れ感。。。

それはそうだと思う、だって父母としてまだ始まったばかりの2人。

ただただ感慨深く、こうしてご家族の成長とお付き合いさせてもらえるのは、本当に写真館冥利につきるなぁと、ぐっときてシャッターを押していました。

もう親戚のおばちゃんレベルにはなれているんじゃないかと。

そんな2人にはやっぱり聞いてみたい、「子供とは・・・?」

そしたら母は「なんなんですかねーー?!」って。確かにね、この質問ってなんなんだと思うよね。

ただ、メッセージに加えられていた一節が印象的でした。

「お宮参りの写真をみんなが素敵だと言ってくれて、なんだか誇らしいんです」と。

そうか、誇らしいんだ。

この写真は3人にとって、そんな装置になれて嬉しい。とても嬉しい。

私は、赤ちゃんと同じくすごいスピードで成長していく2人は、きっと自分たちの眩しさを客観的に見られないだろうから、しっかりと撮り留めて、とてもいい時間の中にいるよと伝えたいと思っていました。

この写真が、誇れる1枚になって、とても嬉しい。

撮影日:2015年 7月19日
場所:川口神社

本当に暑い1日だったのに、娘ちゃんは涼しげにぐーっすり。大物の予感。。。