2020年はたくさんの人にとって身動きの取りづらい1年となりました。写真のお二人にとってもそれは同じ。

そんな中、お二人は結婚の喜びを写真にして、会えない人たちに伝えたい!と写真館にオーダー下さいました。

撮影の数ヶ月前からロケーションやドレスのセレクトなど一つずつ決めていきます。お仕事の合間をぬって、リモートで何度も打合せを重ねました。

とにかくお二人は、徹底して自分たちの楽しめるポイントを探ります。条件的に難しい状況になっても、次のアイデアにポンポンと移していく。

軽やかでたくましい!とお二人のニコニコした様子を見ていました。

建築やアートの好きなお二人が選んだのは、大きな街の中に広がるパブリックアートエリア。何度か体感しにきたこともある場所だそう。

ドレスアップしたお二人がアートの中に入っていく様子を、パブリックアートの作家たちは想像しなかったことでしょう !

作品に対する幸せなアプローチをしっかりと撮影していきます。そして何よりお二人は終始楽しそうで嬉しそう。こちらも同じく、嬉しい気持ちに満たされます。

どんな時代でも自分たちの世界への見方で、こんなに風景が変えられる。

お二人からそんな楽しむ才能を教えてもらえた気がします。

撮影日:2020年 11月20日
場所:パブリックアート

こんなハードな時期に、2人でいろんな段取りを取り決められるなら、この先はどんなことがあっても、全く問題なく仲良くいられるんだろうなとうらやましく思ってしまいました。