太陽と風の写真館

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私とおじいさんの物語
2015/11/04

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ある旅先で大勢と食事をしていたら、

5人のお孫さんのおじいちゃんが

「本当に俺さ、最近寂しかったんだよね」

と話し出しました。

 

お孫さんの家族に囲まれてなぜ?と

思っていたら

「今日まではさ、4月に奥さん

亡くしたから寂しいのかと思ってたん

だけど違うんだよね」と。

 

「もちろん奥さんいないのは寂しいよ、

でも息子夫婦に孫もいて、店にはお客さん

毎日来てくれるしさ(どうやら飲食店を

経営されてるようでした)何がこんなに

寂しいんだろうって思ってたんだよ。」

 

お孫さん達を眺めながら、おじいさんは続けます。

「この子達を見ててわかったんだよ。俺はさ、

朝起きたらストレッチしなきゃ、あれ食べなきゃ、

仕事の用意とか、自分のやることばっかり考えてるんだよ。

この子達は例えばこうやってお昼におにぎりを

たくさん目の前に広げても、まず聞くんだよね、兄弟達に。

気を配るんだよ。教えられたと思ったね、寂しくなる理由が。

何人と一緒にいるとかじゃないんだよ。」

 

そういっておじいさんはお孫さん達と、おにぎりをほおばっていました。

話題は最近の漫画の話に移っていく中で、私も教えられたなぁと手が止まっていました。

 

家族の誰かのわだかまりが、家族によって、そおっと解かれてる日常って

あたりまえのことなんだけど。。。

私は、小さく感動してしまいました。

そして、自分のことばっかり考えてる反省もこめて。

 

そんな家族の背中は、いつも誰かによりそって成り立つと思った、

これは私の物語の写真です。