太陽と風の写真館は2021年で

10年を迎えました。

始まりは家族や友人たちの

記念写真を撮影したこと。

私は近しい人たちの今日が、

その人たちでしか起ることのない、

代わりなんてありえない瞬間だなと、

毎回心底感動してファインダーを

のぞいていました。

 

始まりから10年経っても、

驚くほど熱は冷めず、

撮影の度に胸が鳴るというか、

大切にカタチにしたいと思い続けています。

 

もう一つ、私の中で変わらない事実は、

この記念写真たちは生きていく中で、

お守りのような装置になるということです。

上書きされていく毎日の中で、

様々な出来事がやってきますが、

ふとこの写真に目をやれば、

撮った日のことをありありと思い出せる。

そして写真が積み重なって手元に残れば、

いつでも励まし喜ばせ、あなたを支えて

いってくれるんじゃないかと。

私にも家族とのお守りがあり、

強く実感しています。

 

長くなりましたがこの写真展は

太陽と、風と、あなた、そのものです。

全ての写真を改めて喜びたいと

思っています。

たくさんの、あなたでしかありえない瞬間に

「ありがとう」と言う感謝祭にしたい。

ぜひ一緒に観てもらえたらと思っています。
                                         

 

太陽と風の写真館 秋山まどか