以前に3歳のお祝いで「ラーメン!」と撮影に向かってくれた彼が、かわいい女の子のお兄ちゃんになってまた写真館に来てくれました。

前にあった時よりも随分と背も伸びてすっかりお兄ちゃんに。私はとても感激しました・・・。

場所はお兄ちゃんがよく遊んだ公園。ご家族4人での写真は、思い出のアングル。

お兄ちゃんが保育所に入園した際に撮影した場所だそうで、お母さんが携帯に保存していた写真を見せてくれました。その写真には、今より少し若いお父さんとお母さん、そしてまだ赤ちゃんの彼。満開の桜。

これは同じアングルで撮らねば!と閃いたのでした。

同じ場所で成長を重ねることができた、時の厚みのようなもの。当たり前のようだけど、かけがえないなぁと思ったんです。

今日の一番いいところがこぼれないように、シャッターを切ります。

公園には馬やラクダ、サイなどたくさんの動物の遊具。その中で、大好きなむらさき色のカバに乗ってばっちりポーズ。

撮影の間、じーっとお兄ちゃんの頑張る様子を見ていた妹ちゃんもじわじわと楽しそうな表情になってきてお兄ちゃんがポーズをすると、ふわっと微笑んでくれました。

なんて素敵なひとときだろう・・・。天気が良くて、家族がいて、桜が咲いて、みんなで楽しんで写真を撮っている。

毎日、毎日重ねていく。

いろんなひとときがあるだろうけど、今日、また1枚重なって家族が分厚くなる。

写真ってそういうことを思い出させてくれる装置だったと再認識して、写真館の日々もまた1枚、分厚くなりました。

撮影日:2020年 3月22日
場所:馴染みの公園

撮影に向かって家族の気持ちを高め、心も体も最高の状態を作ってくれる、お父さんとお母さんの尽力の賜物!!本当に感謝しかありませんー。