2014年も終わろうとしています。

今年はたくさん出張写真館ができたこと、昨年より多くの物語を写真にできたこと、そして2度目の撮影をさせていただくご家族が増えてきたこと。

この写真館の中にも物語が育まれているだなと実感する1年でした。

みなさまが共に楽しんでくれることが最高の喜びです。ありがとうございました!

ところでカメラマンとしては(特に商業媒体の仕事をしている時は)”ニコパチ”はあまり良い言葉として使いません。その言葉になんとなく簡単に撮ってしまうという意味が含まれているような気がしてしまって。(同義語にサクッと、とか。。。)

ただこの1年、本当の”ニコパチ”をたくさん見てきました。

それは小さなお子さんの笑顔を見たくて、ご両親が楽しくやろう!と懸命だったり、いつもは硬派なお父さんがぎこちなくとも全力で笑ってみたり。。。

ニコを、パチするこの一瞬に向けてはまったく簡単ではなく、むしろ”今”を愛してる証としての行動以外の何ものでもないなと、ファインダーを通して見ていました。

だから私も全力で今しかないニコを、一粒も逃さないようにパチっと。できあがった写真には気持ちがしっかり残ってきます。写ってきます。

本当の”ニコパチ”は一緒に写っている人を思いやる言葉なんだと知りました。

新しい年もあなたの物語を体感していただくべく、未来のあなたが喜べる「写真」という装置を共に作っていけたらと思います。

写真館は旗をひらめかせて、西へ東へどこでも。思うところあれば、いつでも呼んでください。

そして写真は、私だけの”ニコパチ”。納品した時のこのニコを見ると、うれしくてパチしてしまうんです。